アフィリエイト生活丸一年終えて。結果と反省(これからアフィリをやろうとお考えの方向け)

専業で、アフィリエイトをスタートしてから丸一年が経過しました。

専業といっても稼いでいるから専業になったのではなく、前職で貯めた貯金を使って結果的に、“むりやり専業”になっただけ。

つまり、世間的には(社会的にも)ただのニート。

今回は、これからアフィリエイトをスタートしようか?(またはやってみたい!)とお考えの方へ向けて、それから、自分自身への戒めとして、アフィリエイトを丸1年間実践してみた結果を記事に残しておきます。

2016年1月のスタート

初めてサイト作りをスタートして、最初の報酬は107円(アドセンス)

それから、程なくして、3ヶ月経過くらいの時に、20記事くらいのボリュームの金融系サイトから5,500円の発生報酬。

補足
アフィリエイトでは、「発生報酬」と「確定報酬」の2種類があります。

ASPを通して広告収入が発生するのですが、この発生しても広告主から承認されず、確定しない場合もあります。

ジャンルによって、承認率は様々で、50%〜80%あたりが相場かな。

この時、自分のサイトに手応えを感じ、同時にアフィリエイトへの期待も膨らんだ。

3月に最初の大型サイトを立ち上げ

1月の初報酬はなんとか成果に結びついた・・・

が、それ以降は全く伸びず、2016年3月にスタートした転職サイトは大ゴケ…。
(このサイトは、ジャンルの間口を広げ過ぎて時間がかかる)

コケたと同時にジャンル選定の大切さを学んだ。

そして、金融系サイトとほぼ同時(2016年1月)に立ち上げた不動産売却サイトも日の目を見ず・・・。(このサイトのドメインがもうじき更新時期だ。これは切ろう)

3月〜6月

3月〜6月は新サイトの企画を探すが、モチベーションが下がりきり、特に動きはなく。

7月、8月

7月に何を血迷ったか、ゲーム系サイトを立ち上げる。

商材を決めずに感情でスタートし、iMobileや楽天アフィリエイト、アドセンスで回し、記事もひと月で150記事ほど投入。

アクセスが月間10万PVを越え、ツイッターのナチュラルフォロワーが700名くらい集まった。

この、爆発的な瞬発力に可能性を感じながらも、売るものがないので、収益は伸びず・・・その後、更新頻度も急降下。

「まずは、売るものを決めてからサイトの企画を立てなければいけない!!」と、アフィリエイトの基本中の基本を忘れていたことを大後悔。

が、時すでに遅し。

気付けば9月に入っていた。

9月

ここから焦りに焦った。

正直、アフィリエイトという仕事を舐めてた。

諸先輩方の“手法”を見て来ているので、「楽して稼げる」とは思ってはいなかった(つもり)だったけど、最初の5,500円に、心の奥底では楽して稼げる根性があったと思う。

この9月の時点で前職の時に貯蓄していた貯金は170万円から50万円になっていた。

「もう間も無く、専業ではいられなくなる・・・」

この感覚が、超リアルになってきた。

家賃は払わないといけないし、食費だっている。生きていくための最低限のお金が要るんだ。

「アフィリエイトでの目標月収は300万円!!」なんて、そんなデカいものを掲げていた上半期が懐かしく感じる。

そういうメンタルも必要だと思うけど、つまるところ、300万円稼げるやつは、なんの仕事でも300万円稼げるだけの動きができる。

もちろん、アフィリエイトはレバレッジがかかるから、個人の裁量にプラスαが付くけど、月300万円の作業量はとんでもなく多い。(まだ稼げてないから偉そうなことは言えない)

最初の大きな方向転換

9月からアフィリエイトの進行計画の舵取りを大きく変えた。

まず、基本的な王道アフィリエイトサイトを作れるようになろう!と決めた。

俺は何故か自分の文章力に自信があって、その自信が敗因の原因でもあると思うから、基本から全てを忠実にやっていくことにした。(たぶん、時間がかかるだろうけど、結果的にそっちの方が早そうな気がした)

WordPressテーマとデザインについて

こう思ったことのひとつの要因に、『サイトデザインにこだわり過ぎている』という自覚があった。

俺はWordPressで全てのサイトを管理しているんだけど、1月に作った2サイトはSimplicityという無料のテンプレートを使用。

その後、サイトのデザインが気になりだし、3月の転職サイトでは有料テーマの「Humming bird」(OPEN CAGE)を導入。

同テーマを使った他のサイトのデザインが気に入って導入したんだけど、そのサイトと同じようなレイアウトにならないことが気になりだし、テーマの研究にも多大な時間を奪われた。

ハッキリ言って、アフィリエイトサイトにデザイン性は必要ないと思う。(頭ではわかってるくせにできてないところ)

有料テーマが有料である所以は、「テーマにデザインを任せることができるから、自身はサイトのデザインに時間を割く必要がなくなる」ということだ。

だからこそ、有料でも買う価値がある。(と、頭ではわかってる)

もし、デザイン性が必要な場面があるとすれば、それは1年も2年も運営し、10以上のキーワードで上位表示が実現し、アクセスが集まり、収益も安定してからだ。

サイトの信頼性をあげるため、そして、サイト内の回遊をしやすくするため、この2点の強化を目的に!なら、デザインをいじってもいいと思う。

が、誰も見ていないサイトを、記事を増やす時間を割いて、デザインに費やす・・・こんなバカげた話はない!ということだ。

つまり、アフィリエイトサイトの価値は「テキスト(文章)」にこそある!!

記事内の画像とかも要らない!

「とにかく、魅力的なテキストコンテンツを数多く露出させること!!」

これに尽きると思う。

話を戻すけど、9月からは、ホワイトニング(歯)のサイトの仕込みを始めた。

美容系サイトをまさか自分がやる時がくるとは思ってもいなかったけど、基本中の基本だと思った。

商材も定番のLPで作られた商品だし、ライバルも多いジャンル。

1アイテム3,000円〜1万円程の商品で、こう言った商品をサイト内で売ることができれば、それはユーザー(読者)に価値を与えている!と言えるのではないか?

そんな思いから、このジャンルにした。

何よりも、このジャンルで稼いでいるアフィリエイターが多数いることが安心材料でもあったと思う。

9月から1ヶ月かけてホワイトニングのことを1から勉強して、30記事ほど書いて投下。(このサイトは現在寝かせている)

10月

そうこうしているうちに10月に入り、あのWelq事件が起きた。

キュレーションサイトへの違和感はずっと持っていただけに、なんだかスッキリした。

補足
昔々は、ウェブでも裏ワザが効いていたが、今はグーグルボットの劇的な進化のおかげでズルができない世界になっている。

つまり、正攻法でしか攻めれないことを意味しているし、俺みたいな初心者でも、迷わずにやることを決めることができていい。

ただし、どうしてもサイトの構築に時間がかかる仕組みになったし、ドメインエイジが高い方が圧倒的有利という世界になってしまっている。

そして、美容系サイトを仕込んでいたタイミングだったから、余計に身近に感じた。

Welqに関しては、ここでは多くを説明しない。たくさんの良記事があるから、詳しく知りたい人は「Welq 閉鎖」で検索してみてほしい。

年内はホワイトニングサイトは寝かせることにしたので、10月は2016年1月に作っていた金融系サイトのテコ入れに入った。

実は、この初めての作ったサイトが俺が10ヶ月間やったサイトの中でトップの収益を上げていた。(トップといっても半年で数万円程度…)

そのサイトは、1月の段階で20記事を入れて、広告だけ貼って放置してた。

その後、5月くらいに気になって久しぶりに開いてみたら、文章やコンテンツの動線がむちゃくちゃなことに気付いて、記事の加筆修正やら不要な記事を削除したり、内容が近いあの記事とこの記事を1つにくっ付けたりして、10記事くらいになって放置していた。

10月は10記事ほどプラスして、また放置期間に入ったが、放置から1ヶ月くらいで2万円程の発生。

ドメインエッジの重要性に気付いた。

このサイトは、また時間を取って集中的に育てていきたい。

11月

11月はメルマガ先輩との打ち合わせを重ねた。

メルマガ先輩は、俺と同い年ながら、アフィリエイト歴は8年程。過去にキーワード「ミュゼ」で一位にあげたこともある猛者だ。(ちなみにそのときは1日40万円程の発生報酬を手に入れていたらしい!!)

俺が、今までのサイトの修正を繰り返しながらも、次のサイトのネタを探していた時に、久々に連絡を取ったことで付き合いが再開した。

(((11月、アフィリエイトをスタートして11ヶ月。正直、このときが一番ツラかった・・・マジで諦めかけてた。)))

メルマガ先輩が言うには、メルマガ発行すれば、ほぼ全自動での収益化のシステムが作れる!と言う。

だが、メルマガ先輩は元々が情報商材系のアフィリエイターであるため、俺とは若干方向性が違っていた。

でもでも、ハッキリ言って、俺は稼げてないアフィリエイターだから、こんなに近くで稼いでいる人を見れる事が救いだった。

やってもやってもアフィリエイトで稼ぐことができないから、だんだんと専業アフィリエイターがリアルじゃなくなってきてたから・・・。

そこで、12月からは何も余計なことを考えずに、メルマガ先輩に従って、恋愛系サイトをやってみることにした。

流れは至って単純。
まず、サイトを作る→アクセスを集める→メルマガ購読者を集める→商品販売

ただし、今までのヌルい俺のやり方とはペースが全く違ってた。

メルマガ先輩は、ひと月に200記事くらい上げる!

書いて書いて書きまくる!!

1日にサイト用の記事を8記事は当たり前、その後、メルマガ記事を2記事(予約投稿)、LPの改良と、1日の作業量が尋常じゃない!

俺は、メルマガ先輩に付きっ切りで仕事をしてみて思った。

「俺が11ヶ月やってきたことを、メルマガ先輩なら3ヶ月でてきそう・・・」と。

この気付きは大きいと思った。

アフィリエイトは、自分のペースでやるんだけども、そのペースって他人と比べる事ができない。

他の仕事なら、周りを見渡せば自分よりハイペースで仕事をこなしている人の仕事量を計ることができる。

自分よりも出世している人間が、なぜ出世しているのか?それは、単純に仕事をこなすことができるからだ。

アフィリエイトは最初がツラい。(俺は今、リアルタイムでツラい)それは、最初はただひたすらに作業しかやることがないから。

しかも、その作業の成果らしきものが実るのは3ヶ月後。

最初のうちは程度が低いから、実る果実も小ぶりだし、味気ない。

りんごを育てていたはずなのに、できたものはさくらんぼほどの大きさにも満たない。

「なにが間違っていたのか?」と、改善改良を加えて、また仕込む。(俺の仕込み期間は2ヶ月)そして、また3ヶ月程度、実るのを待つ。

この間、自信がなくても、確信がなくても、実りがなくても、意味が見えなくても、収入がなくても、周りにバカにされても、ただひたすらに作業を続けることができた者が勝つ。

今、俺はそう思う。

12月

恋愛系サイトの記事を仕込んだ、アイキャッチ画像もなにも入れてない。見出しと本文のみの平均2000文字の記事群73記事を上げた。

稼げてないアフィリエイターは、「今日も○記事書いたー。」と、ただその日に書いた記事数を確認するだけでいい。

ハッキリ言って、それ以外にやることはない。

ここ最近、俺は1日6〜8記事書く。

とにかく、書く。

記事のクオリティなんか気にしない。

タイトルも、1分くらいは考えるけど、思いつかなければ“とりあえず”付けておく。(どうせ後から修正できるから)

とにかく、書くことをストレスじゃなくすることが最初にやるべきことだと思った。

2016年上旬の俺は、1記事書く前に30分くらい悩むことも珍しくなかった。

なにを書く?

どんな動線で書く?

どんな風に書いたらユーザーに響く?

そんなことを考えている30分の間に今は1記事書ける。それが、作業量の違いとして、時間が経てば経つほど浮き彫りになる。

2017年1月

前職で残した貯金は30万円となった。

生活水準は、去年の今頃と比較すると大きく落ちた。

だけど、たくましく、強くなったと思う。

確信があるから!

「もうすぐ、俺は独り立ちできる!!」

「企業や組織に属さない生き方ができる!時間や場所に囚われない生き方ができる!」

という確信。

まずは、このメルマガ先輩に施してもらった恋愛系サイトを500記事にする。

そのために、今月200記事まで持っていく。

当面は、1日5記事を恋愛サイトのノルマ。
転職サイト、金融系サイトを1日1記事づつ更新する。

これをノルマにする。

これができなければ、どうなるか?

会社のノルマだったら、上司から詰められたり、同僚から白い目で見られる。

アフィリエイターにそれはない。

ただ、自分の生活が朽ちていくだけ。

生活費に借金を背負うか、30代でもう一度アルバイトの面接を受けないといけない。

ただ、それだけ。

だけど、俺にとっては屈辱すぎること。

ここまで追い詰められなければ本気になれなかった自分が嫌になりつつ、2016年のアフィリエイト活動報告とする。